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省エネ電球---LED電球、電球形蛍光灯---に交換しよう [省エネ機器]

震災の影響で、節電への要請が強まっています。
省エネをテーマとするこのブログでも、節電の方法を紹介します。

一番手軽な節電方法は、白熱電球をLED電球や電球形蛍光灯に交換することです。単に交換するだけで、ほとんど不便を感じることもなく、消費電力を減らすことができます。
白熱電球に比べて値段が高いのですが、電気代が安くなる効果と、交換頻度が下がる効果で、長い目で見ると金銭的にも確実に元が取れます。

我が家は建てたときからこれらを多用していますが、これを機会に両親の住む実家のものも交換しようと、今日いくつか買ってきました。下の写真が、買ってきたものです。いろいろなタイプが出ていますので簡単に紹介しましょう。

省エネ電球.jpg
左3つがLED電球です。ここにあるのはPanasonicのものですが、参入障壁が低い商品のようで、いろいろな会社が販売しています。
  • 1番左がE17口金(小さいタイプ)の40Wクリプトン電球の代わりに付けるためのLED電球で、明るさ390lm(ルーメン)、消費電力6.0Wです。
  • 左から2番目がE26口金の普通の電球の代わりに付けるためのもので、消費電力が4.0Wです。明るさが260lmとなっていて、40W電球よりも暗いのですが、夜使うことの多いトイレに付けるつもりです。
  • 左から3番目が同じくE26口金の明るさ450lm、消費電力6.9Wのものです。
LED電球の光は指向性が強く、あらゆる方向に広がる白熱灯の光とは異なる広がり方をするので注意が必要です。下図はPanasonicのサイトにあった図ですが、これより明らかなように電球の横の方を照らす目的には向きません。ダウンライトのように天井に真下を向けて取り付け、下を照らすような使い方に向いています。
LED配向.png
また、ルーメンという明るさの単位は、電球から出る光の総量を表しています。450lmのLED電球は30~40Wの白熱電球と同じ程度の光量ですが、真下に限れば60Wの白熱電球と同じ程度の明るさになります。光の出方が違うために、「白熱電球○○W形相当」という言い方には注意が必要で、総光量を指しているのか、直下の明るさを指しているのか、メーカーによっても変わってきます。個々の値段もバカにならないので、このわかりにくさが普及の妨げにならならなければいいなと、ちょっと懸念しています。

ただ、参入メーカーが多く、製品展開が速いので、次々いろいろなタイプが出ています。店頭には白熱電球と同じようにあらゆる方向に広がるタイプの製品も売ってました。斜めに差し込むソケット用に、斜めに光が出るタイプもあります。あらかじめどのタイプがふさわしいのか、ネットで調べるか、店頭で助言を得て買うのがよいでしょう。

省エネ電球.jpg
次いで、右の3つが電球形蛍光灯です。東芝の1製品と、Panasonicの2製品で、この両社のものが多く出回っています。

電球形蛍光灯はLED電球に比べると成熟した製品と言えます。「白熱電球○○W形相当」という言い方が定着しており、明るさと口金と色(電球色、昼光色等)を選べば、家にある白熱電球と交換するのは容易です。
  • 左から4番目はD型と呼ばれる蛍光管露出タイプで、比較的コンパクトで長持ちもするので、風呂場などカバーの付いた器具に付けるのに向いています。60W形相当で消費電力は10Wです。
  • 左から5番目はG型と呼ばれる球形のもので、洗面所のボール電球(直径70mm)と交換するために買ったものです。東芝の電球形蛍光灯は、大きさや見た目が白熱電球と非常に近いものが多く、見た目を重視する場合にお勧めです。40W形相当で消費電力は9Wです。
  • 一番右のものもG型で、こちらはPanasonicの大きなサイズのものです。60W形相当で省電力は10Wです。
電球形蛍光灯の難点は、点灯直後に暗いことがあり、安定するまでに1分程度の時間がかかることです。また、短時間にon/offを繰り返すと、製品寿命を縮める原因となります。したがって、トイレ等には向きません。

また、LED電球にも言えることですが、調光器の付いた器具には(専用タイプを除いて)つけることができなかったり、100W形相当のものは密閉タイプの器具に使えなかったりといった制限があるので、買う時には注意書きをよく読む必要があります。

ただ、そういったハードルをクリアできれば、交換する意義は大きいです。何しろ消費電力が75~90%削減できるのですから。例えば京都議定書のCO2削減目標6%と比べれば、いかに削減率が大きいかわかると思います。多くの家庭で白熱電球による電力消費量はそれほど多くはないと思いますが、確実に節電につながる方法ですので、うちは白熱灯が多い、というご家庭やオフィスは、ぜひ交換してみてください。

LEDと蛍光灯の選択については、向き不向きに合わせて選ぶのがよいと思います。LED電球の方が消費電力は少なめですが、電球形蛍光灯との差はそれほど大きくありません。LED電球の製品としての成熟度が低いことを考えると、現段階では価格も含めて電球形蛍光灯に分があるように思えます。交換が厄介な場所の電球などは、約40000時間と寿命の長いLEDが向きます(信号機はこれです)が、電球形蛍光灯も10000時間以上で、白熱電球の10倍持ちます。

被災地のために、そして停電で辛い思いをしている人を減らすために、少しでもできることに取り組んでみましょう。

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